2024年6月にGKEのReleaseNoteに流れてきた情報から、新機能と変更内容、stableチャンネルに影響のありそうな不具合情報のみをまとめて紹介します。
6月は過去で一番と言ってもいいぐらいアップデートが少なかったです。保守コストを考えるとありがたいですが少し寂しさもありますね。
新機能
6/7
GKE 1.29.3-gke.1093000以降でFully managed cAdvisor/Kubelet metricsが利用可能になりました
メトリクスの詳細はこちらから確認できます。
修正、変更
6/28
anetd
Podsのリソース要求増加しました。
200mil CPU, 110m memoryから205mil CPU, 230m memoryに増加します。
これによりワークロードの退避が発生する可能性があります。
以下のバージョンにアップグレードするタイミングでこの変更が行われます。
- 1.28.5-gke.1217000以降
- 1.29以降
- 1.30以降
6/14
NEG, Ingress, L4 internal load balancer, L4 RBSコントローラーはゾーン情報の準備ができるまで thetopology.kubernetes.io/zone
ラベルのないノードの処理をスキップするようになります
GKE 1.28.10-gke.1141000以降で適用されます。
これによりロードバランサーコントローラーはラベル無しでノードが導入されても同期操作をブロックしなくなります。