WHITEPLUS TechBlog

株式会社ホワイトプラスのエンジニアによる開発ブログです。

エンジニアが産休・育休を取って復職した話

これはWHITEPLUS Advent Calendar 2022の6日目の記事です。

はじめに

こんにちは、WHITEPLUS エンジニアリング部 CX開発Gのhirasushiです。

私は去年から今年にかけ産休・育休を取得し、今年の8月にフルタイムで復職しました。 この記事ではその経験を共有し、弊社での産休・育休取得をした場合の一例を提供できればと考えております。

産休前

妊娠が判明し、ある程度の週数になったところで会社に報告しました。 ホワイトプラスでは役員の育休取得実績もあることから、報告に際して特に不安などはありませんでした。

報告を好意的に受け止めていただき、周囲の方には諸手続きから子育て情報まで色々なことを教えていただきました。

仕事の上でも、体調不良や健診のため定期的な休みを頂きましたが、チームメンバーにフォローしていただきなんとか乗り切ることができました。 これはフルリモート+裁量労働制(当時。現在はフルフレックスです)で働けていたというのが大きく、 通勤がない(通勤で体力消耗せずに仕事ができる。妊娠後期に一度会社まで電車で行くことがありましたが、これが毎日だとだいぶきついな...というのが感想でした)のと、 気分が悪くなったら少し横になって休めるし、いよいよ辛くなったら(帰り道など気にせずに)そのまま休める というのがとてもよかったです。

また、CX開発Gではスクラム開発を導入し、Jiraのスクラムボードを使ってタスク状況を管理しているため、 もし自分が急に休みをもらっても、状況はチーム全員で把握しており引き継ぎも容易であるというのは安心材料の一つでした。 ただ、このとき私はスクラムマスターというロールを担当していたため、これについては数ヶ月前から他のメンバーに引き継ぎを行い、徐々にそのロールを引き継ぎ先メンバーに委譲していきました。

おかげで子供は無事すくすく育ち、2021年10月から無事休みに入ることができました。 (本当は11月末からが所定の産休開始日だったのですが、体調面と有給の都合から、産休前に有給をまとめて取得して早めに休みに入りました)

産休〜育休中

産休中

産休中は色々勉強しよう〜と思っていましたが、各種体調不良(例:仰向けで寝られない、息苦しい、寝ている間に足がつりまくる、お腹が張りまくる、お腹の中の子供がめちゃくちゃ蹴ってくるなど)のためあまり勤勉には過ごせずでした。 物理の本はほとんど読まず、パソコンにもあまり触らずで過ごしました。唯一電子書籍は寝ながらでも読めるので、だらだらと読んでいました。

産後すぐ〜生後2ヶ月

生まれるまでもまあまあハードだなと思っていましたが、出産からの産後は近年経験したことがないほどのしんどさでした。 何もかも初めてで、しかも間違えたら子供が大変なことになってしまうかもしれない...というプレッシャーの中、しばらくは気づくと一日が終わっているような日々を過ごしました。 幸い我が家では夫も育休を取得し、二人体制で対応することにより、生後すぐの2〜3時間おきの起床にも耐えることができました。 しかしながら生後2ヶ月くらいまでは自分の意識の9割は子供に向けられている状態でした。(このあたりの期間で大人用の献立に簡単にできるカレーとシチューを多用しすぎてその後しばらくカレーとシチューを食べたくなくなりました)

生後2ヶ月〜6ヶ月

生後2ヶ月あたりから、だんだんと子供と一緒の生活にも慣れてきました。 一緒に散歩に行ってみたり、お宮参りの写真を撮ったりと、子育ての楽しみの要素が徐々に増えてきました。 生後3ヶ月くらいで夫の育休が一足早く終了し、そこからは自分がメインで子供の世話をする形になりましたが、育児に慣れてきたのと子供が夜にまとめて寝てくれるようになったのでそれほど負担感はなく過ごせました。 しかしこの頃保育園の空き状況を調べてみると、目をつけていた近所の保育園が0歳児を募集していないことが判明し、子供を抱っこして役所の相談窓口に向かいました。 途中入園で0歳児を受け付けている園を何箇所か見学し、スプレッドシートに家からの距離などの基礎情報、見学の際の印象などをまとめて志望順位をつけて申し込み、なんとか第二志望の保育園に入ることができました。

生後7ヶ月〜

慣らし保育が始まりました。最初は家の中に子供がいないことに違和感を覚えましたが、だんだんと慣れてきました。 慣らし保育の間は、デスクの前に座る時間ができたので、リハビリがてらLeetCodeをやりました。まとめて自分の時間を持てるのが久しぶりだったので、嬉しかったのを覚えています。(最初は指がエディタのショートカットを忘れていて愕然としましたが、そのうちに思い出しました) ただ、保育園入園前から復帰日の調整をしていましたが、子供がなかなか保育園に馴染めず、慣らし保育が何度も延長になり、復帰日を何度か変更することになってしまいました。

復職後

復職後すぐ

復職後はしばらく単発タスクを取ったりしつつ、徐々に欠落している業務知識を得るようにしていきました。 休みに入る前と同じチームに戻ったこともあり、環境面の変化はそこまで大きくはなかったのですが、しばらくは - 同時に複数のことを並行して進められない(メモリが少なくなった感覚) - 出さないといけない書類のことを忘れる - 休み中に他のメンバーが読んでいた本の内容を知らない などがあり、なかなか自分がポンコツ化した気分になりました。 また、保育園の関係上どうしても18時には仕事を終わらせないといけなかったり、突発的な子供の体調不良など、休みに入る前と比べて仕事に使える時間は減りました。 この状況に慣れるのには少し時間がかかりました。

現在

現在では、復職後すぐに比べると仕事にも慣れてきました。 復帰直後に感じていた困難については、一日の初めに細かくToDoを整理して何度もそこに立ち返ったり、 他のエンジニアメンバーが読んでいた本については、電子書籍を購入し子供の世話の合間に読み進めたり、などの工夫をしています。 また、復帰前に行っていたスクラムマスターというロールにまた戻り、スクラムの整備や勉強会の実施をしています。

とはいえミーティングの時間が押してお風呂上がりのごはんの用意をすっぽかしてしまったり(ベビーフードに感謝)、リリース日に子供がお休みになってしまい他の方に対応のお願いをしたりなど、 パーフェクトとは言い難いところではあります。 落ちているボールを拾ったり、スクラム整備を進めたりなど、自分に可能な範囲でチーム・会社への貢献ができればと、試行錯誤の最中です。

まとめ

ホワイトプラスでの産休・育休取得は、世間一般でよく言われる産休・育休取得より難易度が低いかと思われます。 (他の会社で産休・育休取得をしたことがないのですが、よく言われる『取りにくい雰囲気』『周りに渋い顔をされる』などはありませんでした)

この環境を保っていけるように、今後ともエンジニアリングから組織、プロダクトまで改善しつつ、ビジョンに向かって日々進んでいきたいと考えています。

その他雑多なつぶやき

  • 同じく育休を取得した/子供のいるメンバーが多いため、Slackで『子供から風邪をもらった』や『離乳食あげると野菜だけ出す』、『予防接種のスケジュールがエグい』などの話をしています。
  • コロナもあってなかなか双方の両親に孫を見せられなかったため、使っていないスマホで子供を常時撮影して配信できるようにしてみました。ただそれをすると我々両親の姿も生配信されることに気づいたのですぐやめました。
  • 産後は『うつぶせ検知機能』というものがついた見守りカメラを購入しました。うつぶせ寝はSIDSのリスクが上がると聞いたので、子供が寝返りを始めてうつぶせになったら仰向けに戻そうという意図からです。子供が寝返りをするようになると、仰向けに戻してもその5秒後にうつぶせに戻る強固な姿勢を示していたので、うつぶせ検知機能はやがてオフにされることになりました。
  • 家で仕事していて、保育園から帰ってきた子供を見るのがとても楽しみです。

さいごに

ホワイトプラスでは、ビジョンバリューに共感していただけるエンジニアを募集しています!

ネットクリーニングの「リネット」など「生活領域×テクノロジー」で事業を展開している会社です。どんな会社か気になった方はオウンドメディア「ホワプラSTYLE」をぜひご覧ください。

オンラインでカジュアル面談もできますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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